現代女性にエステがいかに必要か

エステサロンの扉を開けると正面がすぐ受付になっており、右手に椅子が数脚置いてある。だれもいない狭い待合室で、30分ほどの紹介ビデオを見せられた。まず、パリではいかにエステに通うのが日常的かとかいう説明があり、「エステティックは日本でだれでも耳にしますし、興味を持っている女性はたくさんいます」と、やや強引な既成事実化。「世界でもトップクラスの経済大国になった日本、女性たちも外へ出る機会が増え……」と、現代女性にエステがいかに必要かを説いていく。どんなに教育を受けて学歴を身につけ社会へ出ても、「美しい外見」を要求されることから逃げるわけにはいかないのだ。そしてビデオは、「美顔」さらに「脱毛」の説明へ移っていく。「二度とムダ毛で悩まない。お肌の状態を見ながら一本一本処理していきます」「エステティシャンは厳しいトレーニングでデリケートな技術を身につけているのです」